この記事は、そんなクルマ選びに迷う子育て世代の方に向けた記事です。
自分が欲しいと思っているクルマが子育てに使いやすいかどうか、子育て世代の方は気になるところですよね。
今回は、スズキ・ジムニーを小さな子供を持つパパ目線で、子育てでの使い勝手などをレビューしていきたいと思います。
『スズキ・ジムニー』
ファミリーカーとして使うのはアリ?ナシ?
結論から言うと、
「…やはり、かなり厳しい」
になります。
そう思った理由は以下の2つ。
- 後席のドアがない
- 荷室がとても狭い
大人気のジムニーですからこれらは周知の事実だと思いますが、やはり子育て世代には致命的です。
次に、この2点をすこし細かくみていきましょう!
『スズキ・ジムニー』
子育て世代に厳しい理由
①後席のドアがない
やはりここが一番子育て世代にとってネックとなるポイントだと思います。
子供がまだ小さくて、抱っこしながら車内に乗り込まなければならない人にとっては大きな問題です。
ジムニーは3ドア(前席ドア2枚にバックドア1枚)なので、後席に乗り込む為には、前席を倒して前方にめいっぱいスライドさせ、前席のドアから入るしかありません。
小さな子供は基本的に後部座席に設置したチャイルドシートに乗せると思うのですが、子供を抱っこをしながら、倒した前席の後ろの隙間を通るのは大変です。
もちろん、子供を抱っこする前にあらかじめ前席は倒しておかなければなりません。
ジムニーが好きなパパさんからしたら、「このくらいの手間、どうってことないよ」
となるかもしれませんが、特にクルマに興味がないママさんにとってはストレスに感じてしまうこともあるかもしれません。
このへんはしっかり夫婦で話し合わないと、後々面倒なことになりかねませんね^^;
一方で、後席への乗り込みに対して良い点を挙げるとしたら、入口の開口部の高さが高いこと。
車高も高いので、頭が天井に当たらないように大きく腰をかがめて乗り込まなければならないという事がありません。
腰にはやさしいと思います。
②荷室がとても狭い
子育て世代にとって、荷室の広さもクルマ選びにおいて重要なポイントだという人も多いのではないでしょうか?
それでは、ジムニーはどうかというと…
絶望的に狭いです。
ベビーカーはおろか、こどもの荷物を詰めたバッグなども収まるかどうかの広さです。
スライド機能もないので、これ以上広くすることもできません。
後席を倒してフラットにすることはできるので、そうすれば荷物も余裕で積めます。
もちろん、後席片側はチャイルドシートを載せるので倒せませんが。
3人家族であれば後席の片側に子供を乗せて、空いている席に荷物を置くこともできるのですが、旅行など大荷物の時はなかなか厳しいと思います。
やはりジムニーの積載性は、子育て世代には厳しいと言わざるおえません。
後席はそこまで狭くない?
車の中で子供の世話をするのに、後席が広いに越したことはありませんよね。
では、ジムニーはどうかというと…
「思ったほどは狭くないかな」
というのが、後席に実際乗ってみての感想でした。
そもそもすごく窮屈なのを想像していて、自分の中でハードルをかなり下げていたせいもあるかもしれませんが(^^;)
とは言え、やはり狭いことに違いはありません。
しかも前席を、身長168cmという比較的小柄な僕のシートポジションに合わせた状態での感想ですので、高身長の人のシートポジションに合わせた場合、後席が狭すぎて子供をチャイルドシートに乗せられない!という事もあるかもしれません。
購入してから後悔しない為にも、ご自身のシートポジションでも問題がないか、販売店で実際にチャイルドシートを設置させてもらって確かめた方がいいと思います。
ドリンクホルダーが少ない!
子育ての利便性には関係はありませんが、やはりここもジムニーシエラの気になるポイントのひとつ。
他の車にはありそうな場所にドリンクホルダーがないんです。
ドアポケット付近にもなければ…
エアコンの噴き出し口あたりにもありません。
あるのは運転席と助手席の間だけです。
我が家はけっこう飲み物を車内に持ち込むので、ちょっと困るポイントです。
しかし、「ドリンクホルダー少ない問題」はDAMDさんが出している後付けのドリンクホルダーを取り付ければ解決できます。
見た目もとてもオシャレですし、ちょっとしたテーブルが付いているものも選べるのでありがたいですね!
『スズキ・ジムニー』
子育て世代に嬉しいポイントは?
では、ジムニーが子育て世代にとって嬉しいポイントはないのか、ということですが、ちゃんとあります。
それは…
「車内を汚されても精神的なダメージが少ないこと」※泥汚れに限る
ジムニーは都会というよりはアウトドアが良く似合うクルマですよね。
アウトドアを思いっきり満喫して、汚れたアウトドアギアをそのまま車内に放り込んで車内が汚れてしまっても、むしろその汚れが様になってしまう、そんなクルマだと思います。
ですので、子供が泥で汚れた靴で車内を汚してしまっても、そこまでストレスには感じないはず。
これがもし綺麗な本革シートだったとしたら…。絶対にイライラしますよね。
子供が車内を汚してしまうのは仕方のない事だと思います。
ですので、ジムニーのようなキャラクターの車だったら必要以上にイライラせずに済むのではないかと思います。
(食べこぼし・飲みこぼしは話が変わってきますが笑)
まとめ
いかがだったでしょうか?
わかってはいましたが、やはり改めてジムニーは子育て世代にはあまりオススメできない車であると痛感しました。
でも!!
ジムニーはそんなネガな部分を上回るほどの魅力がある車であるとも思っております!
・本物のオフロード性能
・スクエアなボディに武骨なデザイン
・カスタムパーツの豊富さ
・手ごろな価格
・リセールの高さ
こんなにたくさんの魅力を兼ね備える車は他にないのではないでしょうか?
ジムニーに乗っていつかソロキャンプに行ってみたい!
それではまた!