
自動車保険、いつもなんとなくでいろいろ補償を付けちゃうけど、本当に必要なのかな?



人身傷害とか搭乗者障害とか、結局どれをつければ家族を守れるの?
この記事はそんな人の為の記事です。
自動車保険、いつもなんとなくで補償を選んでいませんか?
「よくわからないけど、補償はいろいろ付けた方が安心そうだし、一応付けとくか!」
そんな感じで選んでいる人も多いはず。



僕もそのうちの一人でした。。
でも、いろいろ付けると保険料が上がってしまうんですよね。
かといって、削るのは心配。
今回はそんなジレンマを抱えた人たちの為に
自動車保険の補償の内容をやさしく解説し、どの補償を付けるべきかを深掘りしていきたいと思います。



本当に必要な補償だけを選んで、保険料を節約していきましょう!
結論:最低限そろえたい補償はこの5つ
細かい話の前に、どんな補償をつければいいのか先に結論からお伝えします。
最低限つけておきたい補償は以下の5つ
- 対人賠償責任保険 → 無制限
- 対物賠償責任保険 → 無制限
- 人身傷害補償保険 → つける(金額は3,000万円〜5,000万円が目安)
- 弁護士費用特約 → つける(他の保険と重複していなければ)
- 個人賠償責任特約 → つける(他の保険と重複していなければ)
※悩みがちな車両保険については人によって判断が異なるので、後述します!
ここから先は、この5つがなぜ必要なのかを一つずつ見ていきます。
保険料を安くするなら、補償選びも大事ですが「保険会社」を比べるのが鉄則です。
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自動車保険のメインの補償は「4つのグループ」で覚えると迷わない
自動車保険の補償は、大きく次の4グループに分けられます。


グループ1:相手に対する補償


対人賠償責任保険
事故で相手にケガをさせたり、亡くなってしまった場合に、自賠責保険はで足りない分を支払う保険です。
死亡事故や重い後遺障害が残る事故では、賠償額が1億円を超えることも珍しくありません。
ここは必ず「無制限」を選びましょう。
対物賠償責任保険
相手の車、ガードレール、お店のシャッター、電柱など、運転中に自分の車以外の「物」を壊したときの補償です。
「物なら数百万円で足りるでしょ」と思いがちですが、たとえば店舗に突っ込んで営業ができなくなった場合、その休業損害まで請求されることがあります。
最悪の場合、賠償額が数億円になるケースも。
ここも迷わず「無制限」を選びましょう。
「対物超過修理費用特約」はどうする?
例えば、追突事故を起こしてしまった相手の車が、時価30万円程の価値の古い車だったとします。
しかし、どうやら修理するのに50万円かかるらしい。
普通、相手の車の修理費はこちら側の「対物賠償責任保険」から支払われるのですが、「対物賠償責任保険」で支払われるのは時価額のみ。(無制限でも同様です。)
つまり、「修理費のうち30万円分は出すけど、残り20万円は出しませんよ。」
そんな状態になります。
追突された側からしたら
「なんで自分は悪くないのに、修理費20万円も出さなきゃいけないんだ!」
ってなりますよね。そこでトラブルになるわけです。
もちろん、法律上はこちら側に残り20万円を支払う義務はありません。
でも、なんか後味が悪い…。
そこで登場するのがこの「対物超過修理費用特約」です。
この特約をつけていれば、時価額を超えた20万円のところも支払ってくれるので、示談もスムーズに進んでノンストレスってわけです。
結論:相手と無駄なトラブルを避けたいなら付けた方が無難(付けても保険料は数百円アップ程度)
グループ2:自分と同乗者のケガの補償


人身傷害補償保険



「人身傷害補償保険」はけっこう曖昧な人が多いのではないでしょうか?
「人身傷害補償保険」とは
事故によって同乗している人がケガをしたときに、実際にかかった治療費や休業損害が支払われる保険です。
同乗している人であれば、自分・家族・友達・はたまた他人でも、誰でも補償されます。
例えば、こんな時に補償されます。
- 信号待ちで追突されてケガをした
- 逆に追突してしまって自分もケガをした
- 出会い頭に衝突してケガをした
- 電柱にぶつかってケガをした(単独事故)
こんな時に、自分で設定した金額を上限に、こちら側の同乗者全員に保険金が支払われます。



あれ?でも相手がいる事故なら、相手の「対人賠償責任保険」から治療費が出るんじゃないの?
そう思った人は鋭いです。
次に、それぞれのパターン別に「人身傷害補償保険」がどのように機能するか見ていきましょう。
①信号待ちで追突されてケガをした
追突されたということは、相手側に100%過失があります。
その場合、相手側の「対人賠償責任保険」から治療費が全て支払われるので、「人身傷害補償保険」の出番はありません。
②逆に追突してしまって自分もケガをした
この場合は逆に100%自分に過失があります。
当然、相手側の「対人賠償責任保険」からは治療費はいっさい出ません。
ここで頼りになるのが「人身傷害補償保険」です。
自分の車に乗っていた人全員の治療費を、自分で設定した金額を限度に支払われます。
③出会い頭に衝突してケガをした
仮に自分と相手の過失割合は50:50とします。
自分のケガの治療費が20万円かかったとして、相手の「対人賠償責任保険」から支払われる額は10万円になります。
自分にも過失があったわけですから、全額20万円は支払われず、20万円の50%の10万円しかもらえません。
こんな時にも「人身傷害補償保険」をつけていれば、残りの10万円もしっかり補償してもらえます。
電柱にぶつかってケガをした(単独事故)
相手のいない単独事故でも、「人身傷害補償保険」が役に立ちます。
この場合も自分の車に乗っていた人全員の治療費を、自分で設定した金額を限度に支払われます。
ポイントをまとめると…
単独事故や自分にも過失がある事故で自分や同乗者がケガをしたときに、その治療費を補償してくれる保険
といった感じです。
搭乗者傷害保険



「人身傷害補償保険」と混同してしまっている人も多いんじゃないでしょうか?
「搭乗者傷害保険」とは
ケガの部位や入通院日数に応じてあらかじめ決まった金額が支払われるタイプ。
人身傷害とは別に、上乗せして受け取れます。
事故でケガをした運転者や同乗者に、決まった金額をスピーディーに支払ってくれる「お見舞金」のようなイメージです。
必須ではありませんが、保険料が比較的安く、ケガの直後にまとまったお金が入るのはありがたいところです。
無保険車傷害・自損事故の補償
任意保険に入っていない相手にぶつけられた場合や、単独事故でケガをした場合の補償です。
多くの商品で自動セットになっているので、わざわざ足す必要はありませんが、外れていないかは確認しておきましょう。
グループ3:自分の車の補償


「車両保険」とは
自分の車が壊れたきに、修理代を補償してくれる保険です。
たとえば、以下のような場面で補償してくれます。
- 駐車場で壁にぶつけた
- 当て逃げされた
- 台風や洪水で車が壊れた
- 飛び石でフロントガラスが割れた
- 車が盗難された など
一方で、以下の場面のような「事故ではない故障」では補償されないので注意が必要です。
- エンジンが自然に故障した
- タイヤが摩耗した など
車両保険には主に2タイプある
車両保険には、「一般型」と「限定型」があります。
※呼び方は保険会社によって異なります。
| こんな事故 | 一般型 | 限定型 |
|---|---|---|
| 電柱にぶつけた | ⭕ | ❌ |
| 駐車場で壁にこすった | ⭕ | ❌ |
| 車庫入れで柱にぶつけた | ⭕ | ❌ |
| 相手の車と衝突 | ⭕ | ⭕ |
| 飛び石でガラスが割れた | ⭕ | ⭕ |
| 台風・洪水で壊れた | ⭕ | ⭕ |
| 盗難された | ⭕ | ⭕ |
| イタズラされた | ⭕ | ⭕ |
| 当て逃げされた | ⭕ | △※保険会社による |
※実際の補償範囲は保険会社・商品によって違います。
「一般型」は幅広く補償してくれますが、保険料が高い
「限定型」は単独事故は対象外だが、保険料は「一般型」より抑えられる
といった感じです。
車両保険の有無は一番の悩みどころ



保険料を安く抑えたいけど、車両保険を外して事故に遭ったら…。
こんなふうに悩む人は多いのではないでしょうか。
車両保険は保険料の中で占める割合が大きく、ここを外せば大幅に安くなります。
しかし「外した後に事故を起こしたらどうしよう…。」
なんて考えると、迷ってしまいますよね。



わかります。ほんとに悩ましい…。
車両保険をつけるか外すかは、以下の判断基準が役に立ちます。
車両保険の判断基準
- ローン残債がある(車がなくなっても支払いは残るため)
- 新車・高年式(時価額が高く、保険金も大きい)
- 買い替え資金の余裕がない
- 車両時価額が安い(保険金は時価額以上は払われず、割に合わない)
車両時価額とは?
同じ条件の車の中古車市場の価格のこと。
ただし中古車販売サイトの掲載価格は販売店の利益なども上乗せされているため、掲載価格と同じとは限らない。



つまり、新車以外や修理や買い替えの為の貯蓄がある場合、車が古い場合は車両保険は必要ない場合が多いです。
グループ4:特約


特約は少額で効果が大きいものが多く、意外と大事なところです。
特におすすめできるのが次の2つです。
弁護士費用特約
「弁護士費用特約」とは
交通事故や日常生活のトラブルで被害者になった際、相手への損害賠償請求などを弁護士に依頼・相談するためにかかる費用を保険会社が補償してくれる特約です。
信号待ちで追突されたような自分の過失がゼロの事故では、自分の保険会社は相手と示談交渉ができません(法律上、代理交渉ができないため)。
つまり自分で相手の保険会社と交渉することになります。
大抵の場合は弁護士に依頼することになりますが、弁護士費用は自分で負担する必要があります。
その弁護士費用を補償してくれるのがこの特約です。
年間の負担は数千円程度のことが多く、費用対効果が高い特約です。
個人賠償責任特約
「個人賠償責任特約」とは
日常生活の中の思わぬトラブルによって他人にけがをさせたり他人の物を壊したときに、損害賠償をカバーしてくる特約です。
- 子供が自転車運転中に他人に怪我を負わせてしまった。
- 買い物中に誤って商品を壊してしまった。
- 飼い犬が通行人を噛んで怪我を負わせた。
あらゆる場面をカバーしてくれる上に家族全員が対象になるので、とても便利な特約です。
弁護士費用特約と個人賠償責任特約は火災保険やクレジットカードにすでに付いている場合があります。
重複していないか必ず確認してください。
自動車保険は徐々に値上げされている
昨今、自動車保険は値上げ傾向にあります。
引き上げの理由は事故の増加ではなく、物価高や車の高性能化にともなう修理費の上昇が主な要因とされています。
その流れは今後も続いていくことが予想されます。



対策なしでは保険料に家計を圧迫されかねません。
補償はそのまま、保険料だけ下げられないか確認してみる



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よくある質問
Q. ネット型(ダイレクト型)の保険でも大丈夫? 補償の中身は同じ基準で作られています。違いは主に販売経路とサポート体制です。担当者と対面で相談したい人は代理店型、自分で内容を判断できる人はネット型が向いています。
Q. 等級はどうなりますか? 保険を使うと翌年の等級が下がり、保険料が上がります。車両保険の場合、小さな修理は自己負担のほうが結果的に安いこともあるので、使う前に保険会社に試算してもらいましょう。
Q. 車を買い替えたら手続きは? 車両入替の手続きが必要です。手続きを忘れると補償が受けられない可能性があるので、納車前に必ず連絡を。
Q. 保険会社を変えると等級はリセットされる? リセットされません。等級は引き継げます。
※本記事は一般的な内容の解説です。補償の名称や範囲は保険会社・商品によって異なります。実際の契約内容は必ず約款や保険会社の説明でご確認ください。
まとめ:補償を理解すれば、無駄な出費を抑えることができる
最後に簡単に整理します。
- 対人・対物は無制限。ここは絶対に削らない
- 人身傷害はつける。自分と搭乗者の怪我を補償
- 車両保険は「なくなったら困るか」で判断
- 弁護士費用特約・個人賠償責任特約は費用対効果が高い
- 必ず保険会社を比べる
自動車保険は、家族の万が一を支えるためのものです。
内容がわかってしまえば、あとは「今の家族に合っているか」を毎年ちょっと点検するだけ。
それだけで、無駄な出費も、いざというときの後悔も減らせます。



賢く選んで補償も保険料も「いいとこどり」を目指しましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではまた!
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