風が強いある日、近くのショッピングモールに買い物に行った時のこと。
「風に煽られて、ドアパンチしちゃったらヤダなぁ」
そう思いながら駐車場に車を停め、買い物に出かけました。
買い物して1時間くらいたったころ、館内放送が流れてきました。
「ナンバー◯◯◯◯、黒のヤリスクロスでお越しのお客様、至急お車までお戻りください」
・・・・。
買い物を切り上げ、急いで車へ。
なんで呼ばれたかはわかりませんが、だいたい察しはついていました。
これはやられたな、と。
車へ戻ると、そこには警察が待っていました。
話を聞くと、やはり他の車のドアが僕の車にぶつかってしまったようで、後部座席のドアがべっこり凹んでいました。
ドアパンチされた!そんなときどうすればいい?
僕自身ドアパンチをされたのは初めてのことでしたので、こんな時何をすればいいかわかりませんでした。
幸い私の場合は相手の方がすでに警察を呼んでくれていましたし、警察の方も今後何をすればいいのか教えてくれたので、比較的スムーズにことが運んだのですが、
何もない状態だったらあたふたしていたと思います。
ですので、この記事では
ドアパンチを受けた時何をすればいいか、ドアパンチのデメリットや対策など
実際にドアパンンチを受けてしまった経験から書いて行こうと思います。
ドアパンチされた時にやることは3つ!
警察に連絡する
ドアパンチを受けてしまったらまず、警察に連絡しましょう。
その場に相手がいる場合もいない場合も、
また傷の程度に関わらず、すぐに警察に連絡です。
間違っても、その場で当事者同士の話し合いだけで済ませないようにしましょう!
後々トラブルに発展しかねません。
連絡すればすぐに警察の方が来てくれるので、実況見分の手続きを経て、「交通事故証明書」を作成してもえます。
交通事故証明書を作成してもらうメリット
「事故が発生した事実を公的に証明きる」
→これにより、保険金請求や損害賠償請求、示談交渉などを円滑に進めることができます。また、事故の状況や当事者の情報が正確に記録されるため、後々のトラブルを防ぐことにも繋がります。
後々自分が損しないためにも、警察への連絡はしっかりと行いましょう!
自分の保険会社に連絡する
そして警察が来てくれるまで、次にやることが自分の自動車保険の保険会社に連絡することです。
- ドアパンチの相手がその場にいる場合も
- 去ってしまって誰かわからない場合も
どちらにしても保険会社にしっかり連絡しましょう。
ドアパンチされた相手がその場にいる
基本的にドアパンチを受けてしまった場合、100%相手側の過失となるので、
相手側の保険で修理費を補償してもらう形となります。
ですので、自分の保険会社に連絡しても特に何かやってくれるということはありません。
しかし、万が一の為にも必ず自分の保険会社の方にもドアパンチの被害にあったことは連絡するようにしてください。
ドアパンチされた相手が去ってしまって誰かわからない場合
もし、ドアパンチされていることに気がついた時点で相手側がその場おらず、誰が加害者かわからない場合もやることは同じ、自分の保険会社に連絡です。
しかし、相手が誰だかわからなければ補償してもらいようがありませんよね。
警察が犯人を特定できればいいのですが、確実な証拠がなければ特定するのは難しいと思います。
そうなると、自分で自分の車の修理費を負担することになります。
車両保険に加入している場合
もしご自身の自動車保険で車両保険に加入している場合は、車両保険を利用して修理費をカバーすることができます。
ただし、車両保険を利用してしまうと、等級が3等級ダウンしてしまいます。
3等級ダウンしてしまうことで、次回の保険の更新時に保険料も上がってしまいます。
場合によっては「上がった保険料の額の方が大きくて、自腹で修理した方が結果的に安く済ませることができた」なんてことになる場合もあるので、修理費と保険料を天秤にかけて、車両保険を利用するか否かを慎重に検討しましょう。
車両保険に加入していない場合
自身の自動車保険で車両保険に加入していない場合は、自腹で修理する必要があります。
自分が悪い訳でもないのに、修理費を自分で払わなければならないなんて、納得できないかもしれませんが、それが現実です。
この場合は自分の保険会社に連絡してもしょうがないと思われるかもしれませんが、必ず連絡するようにしてください。
自分が忘れているだけで「実は車両保険に入っていた!」なんてこともあるかもしれません。
また何か利用できる特約などあれば、オペレーターが教えてくれるはずです。
証拠を残す
こちらは念の為になりますが、写真を撮ってしっかりドアパンチを受けた証拠を残しておきましょう。
- 傷の様子
- 現場の写真
- (相手がその場にいる場合)相手の車両のナンバー
証拠を残しておいて損はありません。
※相手の車両のナンバーを撮る際は、相手方に許可を取ってから撮りましょう!
ドアパンチのデメリット
今回はじめてドアパンチをくらったのですが、改めて思い知りました。
「ドアパンチをくらっていいことなんてひとつもない」
と。
デメリットしかありません。
僕が思うドアパンチによるデメリットをまとめるとこんな感じです。
- 相手が逃げてしまった場合、修理費は全額自己負担
- 修理代だけではなく、修理中の代車の料金も払わなければならない
- 自分の保険で直したとしても、保険の等級が下がり、来年の保険料金が上がる
- 車の修理・保険会社とのやりとりなど、余計な労力と時間がかかる
- ドア交換の場合、交換したドアの色味がボディの色と若干の違いがある
- リセールが下がることも
小さな事故ですが、デメリットは小さくありません。
ドアパンチされない為にできること
私の場合は相手がそこにいてくれて、相手方の保険で車を修理できたのでまだ被害は少ない方ですが、ドアパンチは相手が逃げてしまうことが多いのも事実。
であれば、自分の身は自分で守るしかありません。
他者からのドアパンチを防ぐために自分ができることと言えば、
「誰も停めないような、駐車場の奥のすみっこに車を停める」
これくらいでしょうか。
また、当て逃げによる泣き寝入りを防ぐという意味では
360°録画できる駐車監視機能付きのドライブレコーダーを付けるのがいいと思います。
(角度によっては撮れていない場合もありますが…)
それにドライブレコーダーが付いているだけでも、相手から「ぶつけたとこ撮られたかも…」と思わせることができるので、当て逃げ対策にある程度の効果は期待できると思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ドアパンチは、車を運転するドライバーの約3割が被害を受けたことがあると言われるほど身近な事故です。
いつ自分が被害にあってしまうかわかりません。
対策はもちろん、
いざという時に冷静に対応できるように、やるべきことを頭の中に入れておくことが重要だと思います。
今回の記事が、もしもの時のみなさまの一助になれば幸いです。
それではまた!